【4月13日 時事通信社】日系移民による米国本土最初の入植地「若松コロニー」の開設から150周年を記念して、カリフォルニア州の跡地で6月6日から9日までフェスティバルが開かれる。主催団体アメリカン・リバー・コンサーバンシー(ARC)のハーブ・タニモトさんは「日本の先駆者たちが米国の歴史と文化にもたらした貢献を理解してほしい」と来訪を呼び掛けている。

 若松コロニーは、戊辰戦争で敗れた会津藩の人々が武器商人ヘンリー・シュネルに導かれて1869年に渡米したのが始まり。数十人がゴールドラッシュに沸くカリフォルニア州の内陸部に農場を築き、茶や桑の栽培に取り組んだ。

 しかし、干ばつとかんがい用水の汚染で作物が枯れ、やがて資金繰りに行き詰まった。コロニーはわずか2年で崩壊し、移民団は離散。現在は自然保護のために土地を買い取ったARCによって管理されている。

 フェスティバルには、入植者の子孫を含め日本からも多くの関係者が訪れる。入植地名の由来である福島県会津若松市からは会津藩主・松平容保の末裔(まつえい)を団長とする訪米団が参加。市民からの協賛金で記念碑を建立する予定だ。会津訪米団実行委員会は「海外で懸命に生きた先人の歴史を語り継ぐものにしたい」と話している。(c)時事通信社