中国最大のコノテガシワ古木林の守り人 黄帝の陵墓
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【5月5日 CNS】「この曲がりくねった山道を毎日上ったり下ったりして4~5キロは歩くが、疲れは感じないね」と王東峰(Wang Dongfeng)さん今年(45)は言う。黄帝陵管理局森林保護防火大隊の一員として、この山を守り続けて21年がたつ。
陕西省(Shaanxi)黄陵県(Huangling)にある黄帝陵(Mausoleum of the Yellow Emperor、こうていりょう)は、中華民族の始祖とされる黄帝(Yellow Emperor)の陵墓で「中華第一陵」の誉れ高い。歴代にわたって黄帝の祭祀が営まれてきた。
黄帝陵の所在地である橋山(Qiaoshan)には、8万本を超えるコノテガシワの古木が生えている。そのうち樹齢1000年以上の古木は3万本を超え、中国で面積が最大で保存状態が最も良いコノテガシワの古木林だ。
中でも「黄帝手植えのコノテガシワ」は、黄帝が自らの手で植えたものとされ、樹高19メートル、胸高周囲11メートル、樹齢5000年以上で「世界のコノテガシワの父」と称される。
このコノテガシワの林を保護するため、黄帝陵管理局は約70人の専門の保全組織を擁している。林を6つのエリアに分け、29のチームで管理し、管理責任を個人レベルにまで明確にしている。
「コノテガシワの古木林は黄帝陵で最も価値のある歴史的継承物で、最も貴重な自然景観だ。極めて稀有な文化財でもある」と同局森林保護課の李小軍(Li Xiaojun)課長は言う。虫害防止、樹病防止、老化防止が森林保全の主な仕事で、祝祭日などには、保護エリアの周辺、森林の入り口などに検査所を設け、火の使用を厳しく禁止している。
森林の守り人らは毎年9月、火災リスク低減のため地面の雑草や低木などを除去する。しかし、こうすると養分が失われてしまう。防火対策と森林生態保護のバランスを取るため、林業専門家の指導の下、秋になると再び雑草を刈り取って地面に敷き詰め、土壌の水分を適度に保持し、養分を林に戻している。(c)CNS/JCM/AFPBB News