【4月15日 Xinhua News】米国南西部の海岸都市サンディエゴにあるサンディエゴ動物園で6日、ジャイアントパンダの母子「白雲(Bai Yun)」と「小礼物(Xiao Liwu)」のための3週間にわたる「お別れパーティー」が開幕した。パンダの母子はこの後、中米双方の協定に基づき中国への帰途に就く。この日、動物園には子どもから大人まで大勢の人々が、大好きなパンダに別れを告げるために訪れた。

 1996年に「白雲」がサンディエゴに到着してから23年間、パンダはサンディエゴ動物園のシンボルとなってきた。動物園と中国の協力の下、心の込もった世話を受けた「白雲」は、合計6頭の赤ちゃんを産み、海外の動物園で最も多く出産した「お母さん」となった。

 サンディエゴ動物園のエリカ・コーラー運営部長はスタッフの気持ちを代弁し、「悲しい別れの時でありながら、誇らしい喜びの時でもある」と述べ、悲しみは長年一緒に時を過ごしたパンダがいなくなることへの名残惜しさから、誇りは米中両国のパンダ研究者や飼育員が共に努力してパンダの繁殖と保護の発展を促したことから感じるものだと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News