【4月11日 AFP】肺感染症で入院していたチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世が「とても順調に回復」しており、12日に退院する見通しとなった。ダライ・ラマの報道官が11日、AFPに明らかにした。

 ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者のダライ・ラマは9日、「軽いせき」の症状で、インドの首都ニューデリーのマックス病院(Max Hospital)に入院していた。

 ダライ・ラマの報道官テンジン・タクラ(Tenzin Taklha)氏は、「猊下(げいか)の体調は概して良い。とても順調に回復しているので、もうすぐ退院できるだろう。現段階では、明日退院する予定だ」と述べた。

 さらに、「猊下は元気だ。実際、今朝には通常の日課に戻り、少し運動もした。おおむね回復しているが、薬の服用は続く」と付け加えた。(c)AFP