【4月10日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は9日、前週末に行われたピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)対シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)戦で両チーム総出の大乱闘に加わったとして、パイレーツのクリス・アーチャー(Chris Archer)投手とレッズのヤシエル・プイグ(Yasiel Puig)外野手にそれぞれ複数試合の出場停止処分を科した。

 MLBは発表の中で、アーチャーに対して5試合の出場停止処分と金額不詳の罰金処分を下したと明かした。また、プイグにも2試合の出場停止処分と罰金処分が言い渡され、この日に行われたマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)戦からの適用となった。

 さらに、レッズのデビッド・ベル(David Bell)監督にも1試合のベンチ入り禁止処分が下されており、同指揮官はマーリンズ戦でチームを指揮しなかった。

 パイレーツがレッズに勝利した7日の試合で4回に発生した大乱闘の結果、今回の制裁が発表された。

 アーチャーが93マイル(約149キロ)の速球をデレク・ディートリッヒ(Derek Dietrich)一塁手の背中の後ろに投げると、プイグを含むレッズの選手たちは勢いよくダッグアウトを飛び出した。

 アーチャーの挑発的な投球は、2回にディートリッヒが特大の本塁打を放った後にみせた行為への報復だったと思われる。ディートリッヒはバッターボックスに数秒間残って打球が場外に消えるのを見届け、その後ベースを回り始めていた。(c)AFP