【4月8日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)は8日、東京都内のホテルで臨時株主総会を開き、会社法違反(特別背任)罪で起訴・再逮捕された前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)容疑者を取締役から解任する議案を賛成多数で承認した。

 ゴーン容疑者の右腕として知られ、金融商品取引法違反罪で起訴されたグレッグ・ケリー(Greg Kelly)被告の取締役解任も承認された。

 また、仏自動車大手ルノー(Renault)のジャンドミニク・スナール(Jean-Dominique Senard)会長を取締役に選任する議案も提案され、承認された。

 昨年11月のゴーン容疑者逮捕後、初開催となる株主総会には4200人近い株主が出席。ゴーン容疑者への批判が多く聞かれた一方、不正を許した日産のガバナンスに懸念を表明する声も目立った。(c)AFP