【4月8日 AFP】自転車ロードレース、ツール・デ・フランドル(Tour des Flandres 2019)は7日、ベルギー・アントワープ(Antwerp)からアウデナールデ(Oudenaarde)までの267キロメートルで行われ、終盤に単独で抜け出したEFエデュケーションファースト(EF Education First)のアルベルト・ベッティオール(Alberto Bettiol、イタリア)がキャリア初優勝を果たした。

 25歳のベッティオールは最後の上り坂オウデクワレモント(Oude-Kwaremont)に差しかかろうかという残り18キロメートル地点でアタックを仕掛けると、CCCチーム(CCC Team)のフレフ・ヴァンアフェルマート(Greg Van Avermaet、ベルギー)らも追走を試みたものの反応しきれず、2キロメートルの石畳を駆け抜けたベッティオールがそのまま逃げ切って優勝を飾った。

 ベッティオールはユーロスポーツ(Eurosport)に対して「信じれられない」「調子はすごく良かったし、(スポーティング・ディレクターの)アンドレアス・クリール(Andreas Klier)から『行けるなら行け』と言われた」「だから目を閉じて、ひたすら進んだ」とコメントした。

 ワンデークラシックのモニュメント大会の一つ、ツール・デ・フランドルをイタリア人選手が制するのは、2007年のアレッサンドロ・バッラン(Alessandro Ballan)以来となる。

 ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のカスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen、デンマーク)が最後の直線で集団を引き離して2位に、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のアレクサンダー・クリストフ(Alexander Kristoff、ノルウェー)が3位に入った。(c)AFP