【4月8日 AFP】ウガンダの国立公園で武装集団に誘拐された米国人観光客1人とガイド1人が無事に解放された。身代金の支払いが行われた後の解放だという。ガイドが所属するツアー会社が7日、明らかにした。

 2人は2日夕方、クイーンエリザベス国立公園(Queen Elizabeth National Park)を車両で走行中、4人の武装集団に襲われ、そのまま連れ去られたという。

 ツアー会社ワイルド・フロンティアズ・サファリ(Wild Frontiers Safaris)のマネジャー、マイク・ウォーカー(Mike Walker)氏は、米国人観光客のキンバリー・エンディコット(Kimberly Endicott)さんとベテランガイドのジャンポール・メリンギ(Jean-Paul Mirenge)さんが「無事に戻った」ことを明らかにした。

 同氏はAFPの取材に応じ、「身代金を払って人質と交換した」が正確な金額は分からないと答えた。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領も、ツイッター(Twitter)への書き込みでエンディコットさんの解放について確認している。

 警察当局はこれまで、誘拐犯らがエンディコットさんの携帯電話を使い、2人を釈放する身代金として50万ドル(約5600万円)を要求していると発表していた。

 解放後の会見で警察は、支払いがツアー会社による独自の行動であったとして、支払われた身代金については確認できないと述べ、詳細については直接問い合わせるよう記者らに求めた。他方で、2人が無事に解放されたのは警察、軍および野生動物管理当局による「たゆまぬ努力」によるものだと話している。(c)AFP