【4月8日 AFP】米大学バスケットボールのホープで、全体1位指名での米プロバスケットボール(NBA)入りが有力視されるザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)が7日、カレッジバスケの年間最優秀選手に贈られるネイスミス賞(Naismith College Player of the Year)を受賞した。1年生選手の受賞は史上3人目の快挙となる。

 1969年に創設されたネイスミス賞では、過去にマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏、ティム・ダンカン(Tim Duncan)氏、パトリック・ユーイング(Patrick Ewing)氏、ラリー・バード(Larry Bird)氏、ビル・ウォルトン(Bill Walton)氏、ルー・アルシンダー(Lew Alcindor)氏(後のカリーム・アブドゥル・ジャバー<Kareem Abdul-Jabbar>氏)らそうそうたる面々が選出されてきた。

 その中でも、入学1年目で受賞したのは現在ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)でプレーするケビン・デュラント(Kevin Durant)、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のアンソニー・デイビス(Anthony Davis)の2人しかおらず、ウィリアムソンが3人目となった。

 18歳のウィリアムソンは「この賞を獲得した一流のチームOBの仲間入りができることを心から光栄に思う」「今年は他にも受賞にふさわしい素晴らしい選手が数多くいた。チームメートとコーチ陣、家族のサポートにはどれだけ感謝してもしきれない。チームで勝ち取った賞で、兄弟たちを代表して受け取ることを誇らしく思う」とコメントした。

 所属するデューク大学(Duke University)は米NCAA男子バスケットボール・トーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)で地区決勝敗退となったものの、ウィリアムソンは1試合平均22.6得点8.9リバウンドの成績を残した。ただしこの成績とは関係なく、今年のドラフトでの1位指名が確実といわれている。(c)AFP