【4月7日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は6日、第28節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の首位攻防戦は、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が古巣に屈辱を味わわせたバイエルンが5-0で大勝し、首位を奪い返した。

 前週勝ち点を取りこぼし、ドルトムントと勝ち点2差の2位という重圧の中で試合を迎えたバイエルンだったが、試合後に待っていたのは歓喜だった。両チームの勝ち点差はわずかに1ポイントだが、クオリティーには大きな開きがあり、特に前半のバイエルンは見事な内容で相手を圧倒した。

 試合はドルトムントのマフムド・ダフド(Mahmoud Dahoud)のポストに当たるシュートで幕を開けたが、その後の連続ゴールでバイエルンが完全に試合の主導権を握った。

 まずは10分、CKからマッツ・フンメルス(Mats Hummels)の打点の高いヘディングシュートで先制。続けてダン・アクセル・ザガドゥ(Dan-Axel Zagadou)のパスをカットしたレワンドフスキがボールを浮かせてGKをかわし、倒れ込みながらのシュートで無人のゴールに追加点を流し込んだ。

 ドルトムントを圧倒するバイエルンは、さらにハビ・マルティネス(Javi Martinez)がペナルティーエリア端から相手GKの手の届かない場所に強烈なシュートを決めると、混乱するドルトムント守備陣は、前半終了間際の4点目の場面でもヘディングを決めるサージ・ナブリー(Serge Gnabry)をただ見ているだけだった。

 試合終了間際には、レワンドフスキがドルトムントの傷に塩を塗る自身2得点目を奪取。前半のゴールで史上5人目となるブンデス200ゴールに到達したレワンドフスキは、これで通算ゴール数を201得点に伸ばしている。

 この結果、優勝争いは数字上では接戦が続いているが、完敗のドルトムントと波に乗るバイエルンという状況を考えれば、優勝に近いのは明らかにバイエルンと言える。

 RBライプツィヒ(RB Leipzig)とフランクフルト(Eintracht Frankfurt)はともに勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場の残り2枠の確保に近づいている。

 フランクフルトは後半ロスタイム8分にルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)が決勝のPKを決めてシャルケ04(Schalke04)に勝利。バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と対戦したライプツィヒはリードされて前半を折り返したが、後半の3ゴールで4-2の逆転勝利を収めた。(c)AFP/Kit HOLDEN