【4月6日 AFP】メキシコ南東部ユカタン(Yucatan)半島の3州で5日、約4時間にわたる停電が発生した。政府が明らかにした。停電があったのはキンタナロー(Quintana Roo)州、ユカタン州、カンペチェ(Campeche)の3州。キンタナロー州にはカンクン(Cancun)やコスメル(Cozumel)島、イスラ・ムヘーレス(Isla Mujeres)の人気観光地がある。

 メキシコ電力公社(CFE)は5日夜、「3州の停電は100%復旧した」と発表した。これに先立ちCFEのマヌエル・バルトレット(Manuel Bartlett)総裁は、サトウキビプランテーションの野焼きによる送電線の損傷が停電の原因だと説明していた。先月にも同様の停電が起きている。

 5日の停電は約100万世帯に影響したほか、現地メディアによると、携帯電話の通信網にも影響があった。ユカタン州の公安相は、信号機が消灯したことを受けて、交通整理のため職員を派遣したと発表した。(c)AFP