【4月22日 CNS】自閉症の児童の絵画作品展覧会「来自星星的画語」(「星からの絵言葉」の意)が、中国・浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で開かれた。「世界自閉症啓発デー」(World Autism Awareness Day)に合わせたイベント。

 今回出品された絵画は、杭州市の特別支援学校・機関に通う自閉症の児童が描いた200点以上の作品で、中国の伝統画、書、デッサン、油絵など幅広い分野にわたっている。

 絵画展の主旨は、自閉症の人への支援や援助をアピールし、自閉症の人たちがより良い社会生活を送り、社会の中で自身の価値が創造できるようにすることだ。

 最新の統計によると、中国には現在、自閉症スペクトラムの人が約1000万人おり、そのうち12歳以下の児童は200万人以上。自閉症の人は増え続けているが、社会の理解はまだまだ不足している。

 杭州市障害者連合会の洪金紅(Hong Jinhong)副理事長は、「自閉症の人たちに対する誤解や差別意識を取り除くために今年は宣伝・啓蒙活動を拡大し、知識の普及を進め、障害がある人たちにもっと手厚い支援ができる社会環境作りを行う。自閉症の人たちが社会に溶け込み、社会の発展の成果を享受できるようにしたい」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News