元マネジャーが語るカート・コバーンさん、四半世紀後も色あせない天才
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■カート・コバーン信者
米シアトル(Seattle)から西に2時間ほど離れた自然にあふれる場所で育ったコバーンさんは、その非凡な才能によって瞬く間にロックの神となった。
ニルヴァーナは、計3枚のスタジオアルバムのうちの2枚目「ネヴァーマインド(Nevermind)」をリリースすると、これが世界中で3000万枚を売るヒットとなる。オルタナティブロックグループとして破竹の勢いを得たニルヴァーナは、音楽、ファッション、時代の精神を刺激し、ポップ文化を変え、カート・コバーン信者も生まれた。
ゴールドバーグさんは1990年、ニルヴァーナの人気が爆発する直前にコバーンさんに出会った。コバーンさんとは3年半一緒に働き、ニルヴァーナの目を見張るほどの成功を目撃すると同時に、コバーンさんと気まぐれな妻、コートニー・ラヴ(Courtney Love)さんとの心温まるがジェットコースターのような関係や、今では26歳になった娘フランシス・ビーン(Frances Bean Cobain)さんの誕生も目にした。コバーンさんがヘロイン中毒の治療を行っていることも知っていた。
コバーンさんの死は、世界に衝撃を与えた。遺書ではニール・ヤング(Neil Young)さんの歌詞を引用していた。「もう情熱がないんだ。少しずつ消え失せるより、燃え尽きる方がいい」
コバーンさんの死の知らせは、ゴールドバーグさんを打ちのめした。最近までコバーンさんの死を受け入れることができなかったという。「長い間、つらかった」
「彼を懐かしく思うし、今でも大好きだ」とゴールドバーグさん。「今でもここにいてくれればと思うが、とにかく知り合えて良かった」