【4月5日 AFP】米ロックバンド「ニルヴァーナ(Nirvana)」のフロントマンだったカート・コバーン(Kurt Cobain)さんが27歳で自殺してから5日で25年を迎える。元マネジャーのダニー・ゴールドバーグ(Danny Goldberg)さんは、ようやく公の場で思い出を語れるようになったと話す。

 今週、コバーンさんの没後25年を記念した回想記「Serving the Servant: Remembering Kurt Cobain」を出版したゴールドバーグさんが、AFPの取材に応じた。

 ゴールドバーグさんによると、陰うつとしていて物憂げなコバーンさんだったが、ウイットに富んだ温かい一面が輝くこともあったという。「メディアで語られるイメージは少し偏っていて、彼の人生や作品ではなく、死に重点を置きすぎている」

「驚くほど魂がこもったシンガーだった。彼の声は弱さとともに、まれにしかない親密さを伝えていた」「彼の歌を聞くとみんな、自分だけが違うんじゃない、独りじゃないと感じることができた」

 コバーンさんの曲はコバーンさんが亡くなった後に生まれた10代の若者も含めて誰もが共感できるものだから、今日でも残り続けていると、ゴールドバーグさんはいう。

 コバーンさんの人気は世界的で、スペインのトレド(Toledo)から東京までどこでも、目がバツ印になったスマイルマークのロゴがついたニルヴァーナのTシャツを着た若者の姿を見かける。コバーンさんは「時代を超えた一握りのアーティストだ」とゴールドバーグさんは述べた。