【4月4日 AFP】米食品医薬品局(FDA)は3日、同国および世界各地で広まっている電子たばこについて、発作を引き起こす可能性があるとの報告を調査していると明らかにした。

 FDAは声明で「電子たばこを使用している人、特に若年層の人の中には使用後に発作を経験した人もいるとする報告が複数ある」と指摘。

 FDAが「有志による有害事象の報告」を調査したところ、「2010年から2019年初頭までの間、電子たばこ使用後に発作が起きたという事例が合計35件あった」といい、電子たばこの使用と発作の間に関連性があるのかどうか科学的な調査が必要だと判断したという。

 気化したフルーツ味の蒸気などでニコチンを摂取する電子たばこは、2010年代に入って米国の若者を中心に広まった。米国で電子たばこは従来のたばこ製品と同じカテゴリーに分類されているが、各国でその定義は異なっている。(c)AFP