【4月4日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で7度の総合優勝を誇る伝説的ドライバー、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の息子ミック(Mick Schumacher)が3日、バーレーンで行われたシーズン中のテスト2日目にアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のマシンで臨み、6番手のタイムを記録した。

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 前日のテスト初日ではフェラーリ(Ferrari)のマシンで見事な走りを披露していた20歳のミックはこの日、70周を走行して1分29秒998をマーク。「きょうもF1のトラックで美しい一日を過ごせた。何度も同じことを言っているようだが、こういうマシンのハンドルを握るのは本当に楽しい」「素晴らしい思い出を持って帰ることができる」と語った。

 昨季の欧州F3選手権(FIA European Formula 3 Championship)王者で今シーズンはフォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)に参戦しているミックは前日、56周を走ってレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)に次ぐ1分29秒976の2番手タイムを記録していた。

 また、この日はミックの他にもF1にゆかりのある名前があった。通算2度の選手権制覇を果たしたエマーソン・フィッティパルディ(Emerson Fittipaldi)氏を祖父に持つピエトロ(Pietro Fittipaldi)がハース(Haas F1 Team)のマシンでテストに臨み、トップと約2秒差の12番手タイムを残した。

 テスト2日目の最速タイムを出したのはジョージ・ラッセル(George Russell)。シーズン中はウィリアムズ(Williams)のドライバーとして選手権に臨んでいるが、この日はメルセデスAMG(Mercedes AMG)のマシンを駆って1分29秒029を記録した。(c)AFP