【4月9日 Xinhua News】春が来て氷が解け始めると、中国陝西省の紅鹼淖(ホンジェンノル)自然保護区には国家一級重点保護野生動物のゴビズキンカモメが例年通り飛来し、砂漠の中の湿地帯はにぎわいを取り戻す。

 陝西省神木(Shenmu)市最北端にある中国最大の砂漠にある淡水湖ホンジェンノルは、絶滅の危機にひんするゴビズキンカモメの最も重要な繁殖地・生息地で、湖面の氷雪が暖かさで解ける頃、ゴビズキンカモメが上空を旋回し始め、連れ立ってエサを探したり、春の日差しを楽しむ姿が見られるようになる。保護区の係員によると、4月下旬から5月初旬に8000から9000羽が相次いで飛来し、巣作りし繁殖するという。

 ホンジェンノル自然保護区管理局動物保護ステーション 韓拖考(Han Tuokao)副所長

 24時間ライブカメラでモニターし、さらに2台の巡回車が毎日パトロールして巡回観察を強化しています。

 ここ数年、ホンジェンノルは徐々に水位の上昇や水面の拡大、水質の好転が見られ、多数のゴビズキンカモメが飛来、生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News