大虐殺から25年、故郷に戻る加害者たち ルワンダ
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■ベルギーで20年服役
全ての施設収容者がFDLRのメンバーだったわけではない。
施設に新しく入所したベルナルド・ヌツヤハガ(Bernard Ntuyahaga)さんはルワンダ軍の元少佐で、ベルギーで20年服役した後、2018年12月ルワンダに帰国した。
ヌツヤハガさんは1994年、アガート・ウィリンジイマナ(Agatha Uwilingiyimana)首相(当時)を警護していた国連(UN)平和維持軍のベルギー人兵士10人の殺害に関与したとして有罪になった。ウィリンジイマナ首相もこの事件で殺害された。
60代後半になったヌツヤハガさんは昨年12月、自らの意思に反してルワンダに帰国させられた。彼は今、市民教育を受けている。
「ここに来てから数か月もたたないうちに、違和感は消えた」とヌツヤハガさんは話す。しかしこれは政府が使うせりふだ。本当にそう信じているのか、それとも慎重に政府の政策を批判しているのかは判断がつかない。(c)AFP/ Cyril BELAUD