【4月3日 AFP】ロシアの重大犯罪を捜査する連邦捜査委員会(Investigative Committee)は2日、北西部サンクトペテルブルク(St. Petersburg)の軍事大学で同日、爆発装置による爆発があり、4人が負傷したと明らかにした。4人とも生命に別条はない。

 ロシア国防省の発表として各通信社が報じたところによると、爆発は午後1時30分(日本時間同7時30分)ごろ、モジャイスキー記念軍事宇宙アカデミー(Mozhaysky Military Space Academy)の管理棟の職員用区画で発生した。

 爆発装置の詳細は不明だが、容器に入っていなかったという連邦捜査委員会の説明から、迫撃砲弾のような軍備品ではなかったとみられる。同委員会は、殺人未遂事件として捜査に着手し、「爆発物の出所」を調べているとした。

 ロシアの日刊紙コメルサント(Kommersant)は複数の情報筋の話として、階段の下に置かれたバッグに爆発装置が隠されていたのを学生が見つけ、学校に勤める軍人が処理していたところ爆発したと伝えた。爆発の威力は強く、階段が崩落したという。(c)AFP/Marina KORENEVA