【4月3日 AFP】(更新、写真追加)テリーザ・メイ(Theresa May)英首相は2日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐりEUと合意した協定案の議会承認に必要な時間を確保するため、離脱の「短期」再延期を求める考えを示した。

 7時間にわたる閣議を終え、首相官邸でテレビ演説を行ったメイ氏はまた、議会での行き詰まり打開にむけた協働方法について交渉するため、最大野党・労働党のジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)党首との会談を提案した。

 メイ氏は演説で、「合意ありの離脱が最善の解決策だ」と強調。「第50条(2017年3月にメイ首相がEUに送付した離脱通知)を再延期する必要がある。延期はできるだけ短期で、協定案の可決とともに終了するものだ」と説明した。

 EU首脳らは、英国が46年間にわたり加盟してきたEUから離脱するにあたり、混乱を生む「合意なき離脱」を避けるため、離脱期限を当初の3月29日から4月12日に延長することで合意していた。(c)AFP