【4月1日 AFP】自転車ロードレース、カタルーニャ一周(Volta a Catalunya 2019)は31日、最終第7ステージ(バルセロナからバルセロナ、143.1キロ)が行われ、アスタナ(Astana Pro Team)のミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Angel Lopez、コロンビア)が総合優勝を果たした。

 山頂フィニッシュの第4ステージで総合トップに立ったロペスは、ミッチェルトン・スコット(Mitchelton-Scott)のアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)とサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)の兄弟の終盤のアタックをしのいで優勝。見事な勝利を収めた2月のブエルタ・ア・コロンビア(Vuelta a Colombia 2019)に続く今季2勝目を挙げた。

 ヒルクライムのスペシャリストであるロペスは、「疲れたけどすごく幸せ」と話した。

 その一方で、この日は各選手が時速70キロにも達する下り坂で、20人が絡む大クラッシュが発生し、フランス期待のアージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r - La Mondiale)のロマン・バルデ(Romain Bardet)が鎖骨を折ったとみられる他、チームメートのトニー・ギャロパン(Tony Gallopin、フランス)はハンドルの前に投げ出されるようにして落車した。

 CCCチーム(CCC Team)のサイモン・ゲシュケ(Simon Geschke、ドイツ)、エウスカディ・ムリアス(Euskadi Murias)のガリコイツ・ブラーボ(Garikoitz Bravo、スペイン)は病院で治療を受け、モビスター・チーム(Movistar Team)のマルク・ソレル(Marc Soler、スペイン)もリタイアを強いられた。

 バルデは「スピードを出して坂を下っていたから、すさまじいクラッシュになった」「胸のあたりが痛いが、もっとひどいことになっていた可能性もあった」と話した。 (c)AFP