【4月1日 AFP】ドイツのフランクフルト南郊で3月31日、小型機が墜落し、乗客乗員3人が死亡した。現地警察が明らかにした。犠牲者の一人は、ロシアのS7航空(S7 Airlines)の共同経営者、ナタリア・フィリョワ(Natalia Fileva)氏(55)だったと同社が明らかにした。

 小型機は6人乗りでフランスからドイツ・フランクフルト南郊のエーゲルスバッハ(Egelsbach)に向かっていたところ、グリニッジ標準時(GMT)午後1時30分(日本時間同10時30分)ごろ墜落。警察によると、墜落後、機体は完全に燃え尽きた。小型機に乗っていたロシア人とみられるもう一人の乗客と、操縦士も死亡した。

 フィリョワ氏の夫はS7航空の最高経営責任者(CEO)、ウラジスラフ・フィリョフ(Vladislav Filev)氏。米経済誌フォーブス(Forbes)の2018年版長者番付によれば、フィリョワ氏の資産は推定6億ドル(約670億円)で、ロシアで4番目に裕福な女性とされていた。

 ドイツのDPA通信によれば、墜落現場に向かっていた警察車両が別の車と衝突し、車に乗っていた2人が死亡。警察車両にいた警察官3人も重傷を負った。(c)AFP