【4月1日 AFP】18-19フランス・リーグ1は31日、第30節の試合が行われ、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の華麗なゴールが決勝点となり、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は敵地でトゥールーズ(Toulouse FC)に1-0で勝利した。

 74分に今季リーグ戦で27得点目をマークした20歳のエムバペは、ここ最近は毎試合のように得点を決め、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)を負傷で欠くチームで輝きを見せ続けている。

 PSGのDFマルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)は、「待って、忍耐強くいることが求められた。そして最後はキリアンのスピードで勝利を手にした」とコメントした。「ファンに大きな喜びを与えられたと確信している」

 これでPSGの勝ち点は80となり、消化試合数が一つ少ない状態で2位リール(Lille OSC)とのポイント差を20のままにした。

 PSGを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、チームが手を緩めようとしなかったことをうれしく思うと話した。

「国際Aマッチに伴う中断期間、選手の多くが代表チームに合流し、その中の数人にはやや疲れがあった」「特にリーグ戦ではリードがあるから、力を抜こうとすることもできた。しかし誰も手を緩めなかったのは良かった」

 エムバペの得点は退屈な試合で最大の見どころとなったが、これがなければエムバペと自撮りをするためにピッチに侵入したPSGのずうずうしいファンに注目が集まっていただろう。

 前半終了前、PSGはマルキーニョスがボールを押し込んでネットを揺らすも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりオフサイドと判定されノーゴールとなった。

 同日、2位のリールは0-2の状況から後半に立て続けに3ゴールを奪い、ナント(Nantes)に3-2で勝利。首位PSGとの勝ち点差は20のままだが、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)本戦の出場権獲得を盤石なものにする重要な勝利を挙げた。(c)AFP/Damian MCCALL