【3月31日 AFP】アフガニスタンで豪雨による鉄砲水が発生し、これまでに少なくとも35人が死亡した。多くの家屋が流されたほか、奥地の村落に通じる道路が寸断された地域もある。当局者が30日に明らかにした。

 国家災害管理庁(ANDMA)の報道官がAFPに語ったところによると、鉄砲水は29日未明に始まり、北部ファルヤブ(Faryab)州で少なくとも12人、西部ヘラート(Herat)州で10人、西部バドギス(Badghis)州で8人、北部バルフ(Balkh)州で5人の死亡がそれぞれ確認された。

 また、ヘラート州知事の報道官は、州内の10地区と州都ヘラート市内の一部で被害が出ており、「数百戸の家屋が倒壊し、数千人が避難を余儀なくされた」と話した。

 アフガニスタンでは今月に入り、南部カンダハル(Kandahar)州でも豪雨による鉄砲水があり、少なくとも20人が死亡、数千戸の家屋や車が流される被害が出ていた。(c)AFP