【3月31日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、デルテクノロジーズ・マッチプレー選手権(Dell Technologies Match Play 2019)は30日、米テキサス州オースティン(Austin)のオースティン・カントリークラブ(Austin Country Club)で4日目が行われ、決勝トーナメント1回戦でロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)を退けた第13シードのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、続く準々決勝でルーカス・ビェルレガード(Lucas Bjerregaard、デンマーク)に敗れた。

 メジャー通算14勝のウッズは、午前中にマキロイを2アンド1で下し4度目の大会制覇に向けて歩みを進めたが、準々決勝の18番で4フィート(約1.2メートル)のパーパットを外し、第50シードのビェルレガードに1アップで敗れた。

 31日に行われる準決勝で第23シードのマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)と対戦するビェルレガードは、ウッズ撃破に自分自身が驚いたという。

 また、ウッズ目当てのギャラリーも驚かせたビェルレガードは、「素晴らしい試合だった。こういった形で終わったのは残念だった」「彼とのプレーを楽しんだ。素晴らしい経験だった。タイガーを倒したことがあるって言えるんだ。最高だよ」と喜んだ。

 4強入りした選手の中で最上位の第7シード、フランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)は、前回決勝でバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)に敗れた第48シードのケヴィン・キスナー(Kevin Kisner、米国)と31日朝の準決勝で戦う。

 第147回全英オープン(The 147th Open Championship)覇者で、第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)では米国選抜を下した欧州選抜のヒーローとなったモリナリは、決勝トーナメント1回戦で第10シードのポール・ケーシー(Paul Casey、イングランド)を5アンド4で、準々決勝で第57シードのケビン・ナ(Kevin Na、米国)を6アンド5で退けた。

 決勝トーナメント1回戦で第2シードのジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)を2アップで下す番狂わせを演じたナは、モリナリとの準々決勝の1番でバーディーを奪ったが、2番以降6連続で落として立て直すことができなかった。

 第36シードの李昊桐(Haotong Li、中国)を6アンド5で下して勝ち進んだキスナーは、準々決勝では第19シードのルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)を2アンド1で破った。

 2013年大会を制したクーチャーは、第35シードのタイレル・ハットン(Tyrrell Hatton、イングランド)を4アンド3で、第26シードのセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)を2アップで下し4強に入った。ガルシアは15番と16番の連続バーディーで1アップに迫ったが、18番をクーチャーに奪われて同点に戻すことができなかった。(c)AFP