シティ快勝で首位復帰、ハダーズフィールドは最速タイで降格決定
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【3月31日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは30日、第32節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2-0でフラム(Fulham)に快勝し、リーグ首位へ返り咲いた。一方でハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)は、プレミア史上最速タイでの2部降格が決まった。
シティは開始5分にベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)がペナルティーエリア端からのシュートで先制点を決めると、27分にはセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が冷静に追加点を挙げ、この時点で勝ち点3をほぼ手中に収めた。
チームは7試合を残して2位リバプール(Liverpool FC)と勝ち点1差の首位に浮上したが、こちらも残り7試合のリバプールが31日に行われる3位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との試合に勝利した場合、再び順位は入れ替わる。一方のフラムは、残りわずか6試合で残留圏内との勝ち点差が16に広がった。
またシティは、2月に優勝したフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2018-19)に加え、FAカップ(FA Cup 2018-19)と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)を合わせて、前人未到の4冠に挑んでいる。歴史をつくるには最大で14試合を戦うことになり、そのほとんどはこの日の下位フラム戦よりもはるかに厳しい戦いになるとみられる。
ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「序盤の戦い方は見事だった。選手たちにはまたしても驚かされた。最初の15分か20分は飛び抜けていた」「チャンピオンになりたいなら全試合に勝つ必要がある。タフな相手ばかりだが、それがチャレンジというものだ」とコメントした。
敵地シェルハースト・パーク(Selhurst Park)でのクリスタルパレス(Crystal Palace)戦に臨んだ最下位ハダーズフィールドは、0-2で敗戦。リーグ32節で24敗目を喫した時点でほぼ命運は決していたが、バーンリーFC(Burnley FC)とサウサンプトン(Southampton FC)の勝利を受けて正式に降格が決まり、クラブのプレミアでの戦いは2シーズンで幕を閉じた。
3月の段階で降格が決まるのは、2008年に勝ち点わずか11で降格したダービー・カウンティ(Derby County)以来2チーム目で、ダービーより1日長く生き延びはしたものの、32節での降格は最速タイの不名誉な記録となった。
ヤン・ジーベルト(Jan Siewert)監督は「今の気持ちを言葉で表すのは難しい。もちろん残念だ。PKで試合の流れが決まったこの一戦が、われわれの今季を象徴している。数えてはいないが、今季は8本から10本くらいPKを与えているかもしれない」と話した。
「私にとって人生では失敗と成功の両方があり、どちらも人生の一部だ」「そうした失敗について人前で話すことはしたくないが、それでもクラブにとっての教訓にすることが重要だし、このクラブはその意思を持っている」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS