【3月29日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、デルテクノロジーズ・マッチプレー選手権(Dell Technologies Match Play 2019)は28日、米テキサス州オースティン(Austin)のオースティン・カントリークラブ(Austin Country Club)で2日目が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が手痛い1敗を喫したほか、前回王者のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)と通算2度の優勝を誇るジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)の予選敗退が決まった。

 メンバー全員が米国勢となったグループ13で、ブラント・スネデカー(Brandt Snedeker)はメジャー通算14勝のウッズに一度もリードを許さず、2アンド1で勝利。アーロン・ワイズ(Aaron Wise)を4アンド2で破ったパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)とグループ首位に並んだ。

 通算3度の大会制覇を誇り、2013年以来の出場となるウッズが決勝ラウンドに進出するためには、29日にキャントレーを下し、さらもワイズがスネデカーに勝つか引き分けとなることが条件となる。

 第4シードのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、パー5の12番と16番でイーグルを記録したほか、パー4の15番でバーディーを奪うなど、第47シードのジャスティン・ハーディング(Justin Harding、南アフリカ)を3アンド2で退け、2連勝でグループ首位に立った。

 ここまで一度もリードを許していないマキロイは、29日に第32シードのマシュー・フィッツパトリック(Matthew Fitzpatrick、イングランド)に引き分け以上で決勝ラウンド進出が決まる。

 第2シードのジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)は、同胞のエディ・ペペレル(Eddie Pepperell)に4ホールを残して3ダウンとされていたものの、そこから長いパットを次々と決める猛追でイーブンに持ち込んだ。この日は32試合中17試合で、勝負が18番までもつれた。

 ローズが決勝ラウンドに駒を進めるためには、29日に第22シードのゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)を倒す必要がある。ウッドランドはアルゼンチンのエミリアーノ・グリジョ(Emiliano Grillo)に1アップで勝利した。

 一方、ワトソンは2アンド1でビリー・ホーシェル(Billy Horschel、米国)に敗れて予選敗退が決まり、第12シードのデイはスウェーデンのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)に4アンド3で屈し、0勝2敗で大会から姿を消した。

 ジム・フューリック(Jim Furyk、米国)は同胞のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)を1アップで下し、16強入りを懸けて3日目にステンソンと対戦する。

 第40シードのブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)は、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に1アップで勝利。グレースが17番で38フィート(約12メートル)のバーディーパットを沈めたのに対し、ジョンソンは18番で17フィート(約5.2メートル)のバーディーパットに失敗し、これが両者の明暗を分けた。

 グレースがグループ突破に向けて優位に立ったのに対し、ジョンソンが決勝ラウンドに進出するためには松山英樹(Hideki Matsuyama)を倒し、なおかつグレースがチェズ・リービー(Chez Reavie、米国)に敗れることが絶対条件となる。松山は同日、リービーと引き分けた。(c)AFP