【3月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグのサウサンプトン(Southampton FC)を率いるラルフ・ハッセンヒュッテル(Ralph Hasenhuettl)監督は、テレビゲームに過剰な時間を費やす習慣をアルコール依存症や薬物中毒に例え、サッカー選手を守らなければならないと述べた。

 イングランド下部リーグでプレーするある選手が、ゲームを長時間プレーしたことでキャリア崩壊の危機に直面していると告白したことを受け、ハッセンヒュッテル監督は自身の考えを明かした。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)を率いていた当時、指揮官はアウェーに遠征した際、ホテルのWi-Fiネットワークを切断していたことを明かした。

 31日のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦控えて記者会見に臨んだハッセンヒュッテル監督は「積極的に強制しなければならないことだと思う。だからこそ私はそうするつもりだ」と話した。

「前のクラブにいた時、私はそうしていた。当時私は選手との間で問題を抱えており、彼らは試合当日の午前3時まで遊んでいる状況だった」「積極的になって彼らの保護に協力しなければならない。これは小さな問題ではなく、正直に言えば、アルコール依存症や薬物中毒になるのと同じだから」

 ハッセンヒュッテル監督は、もしゲーム依存症が病気の一つだと考えられているのなら、テレビゲームの問題に取り組むのはより簡単だと感じているものの、ゲームに対して深刻な問題を抱えている選手は今のサウサンプトンにはいないと確信している。

「今のところ、私のチームの選手たちは問題ない」と話したハッセンヒュッテル監督は、「しかし、そのことについて話をするため、キャプテンや数人の選手と常に連絡を取っているというのは間違いない」と続けた。

「私はこの件についてこれからもずっと積極的な姿勢を取るだろう。その理由は私がピッチ外でも選手を守らなければならないからであり、それは24時間彼らを見ていなければならないということを意味する」 (c)AFP