【3月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は28日、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督を正式な指揮官に任命すると発表した。スールシャール監督はリーグ戦で優勝するという目標を早速明かし、クラブは「あまりに長い年月は待てない」と述べた。

 昨年12月の暫定指揮官就任以降、19試合で14勝を挙げるなどユナイテッドを劇的に復活させた46歳のスールシャール監督は、ユナイテッドとの3年契約という見返りを手にした。

 短い在任期間でスールシャール監督はチームをリーグ戦でトップ4争いができる位置に戻し、現在は来月に予定されているFCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準々決勝に向けて準備を進めている。

 しかし、そうした復調を見せているとはいえ、ユナイテッドは首位リバプール(Liverpool FC)に18ポイント差、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)に16ポイント差をつけられている。

 現役時代にユナイテッドで11年プレーし六つのタイトルを獲得したスールシャール監督は、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が2013年に勇退してからリーグ優勝できていないチームを、再びイングランド王者にするのが自身の役目だと信じている。

 スールシャール監督は、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で記者団に対し「プレミアリーグのトロフィーをもう一度掲げたい。われわれはそれを当然のこととして求めているし、勝手が分かるし、何度も経験してきた」と話した。

「あまりに長い年月は待てないが、一歩一歩進めていかなければならない。今はトップから18ポイント離されていて、追い付くのは一夜では成し遂げられない」

 スールシャール監督は、いかにクラブを前進させるかについてユナイテッドの上層部と議論していたことを明かした。

「金額だとか、選手の量だとか、そういうことではない」と話したスールシャール監督は、「われわれはしっかりと話し合ったが、今夏には仕事にいそしむことになるから、今はしなければならないことをはっきりさせることのほうが簡単だ」と続けた。

 スールシャール監督はまた、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督が主力数人と衝突したチーム内の不穏な空気を一掃するのに貢献した。

 特にポール・ポグバ(Paul Pogba)とマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が新指揮官の下で成長を見せており、スールシャール監督は歴代監督の政権下でチームが失っていた攻撃陣の勢いを復活させたと評価されている。

 スールシャール監督が暫定指揮官に任命された時、ユナイテッドはリーグ戦で6位に沈んでおり、4位に11ポイント離されていた。しかし、それ以降ユナイテッドはリーグ戦で1敗しか喫しておらず、現在はリーグ戦8試合を残した段階で4位アーセナル(Arsenal)と2ポイント差の5位につけている。(c)AFP/John WEAVER