【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2019)は28日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は5-7、1-6で第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に敗れ、世界ランク1位に返り咲くチャンスを逃した。

 今大会では世界1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が早期敗退を喫し、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)も準々決勝で第12シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)に敗れたことから、ハレプが30日の決勝に進出すれば世界トップの座を奪還できるはずだった。

 しかし世界ランク7位のプリスコバは、そうはさせじとハレプから9ゲームを連取するなど勢いに乗って勝利を収め、バーティとの決勝に駒を進めた。

 29本のウイナーを記録して同18本のハレプを上回ったプリスコバは、雨による中断が重なって午前1時過ぎに終わった試合を振り返り、「待つのは簡単ではなかったけれど、どうにかアグレッシブなプレーを持続することができた」とすると、「アシュリーは良い選手だけれど、決勝を楽しみにしている」と語った。

 もう一つの準決勝では、絶好調を維持しているバーティが第21シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)に6-3、6-3で快勝し、決勝進出を決めた。

 この日のハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)は、雨による中断で合計4時間以上スケジュールが遅れてしまい、この日が初対戦となった両者はいら立ちを重ねた。しかし、ようやく試合が開始されると、どうにか冷静さを保っていたバーディが、ミスを重ねたコンタベイトを上回った。(c)AFP