よりエレガントに、より精密に

一体どれほどの読者が、これらの写真を見て、「J12」がフルリニューアルしたと気付くだろうか?シースルーバックに改められた裏側はともかく、ダイアル側は何も変わっていないように見える。メゾンのアイコンを生まれ変わらせるにあたり、シャネルは丁寧にオリジナルの姿をなぞらえながら、多くのディテールに手を加えた。デザインの変更点は、全体の実に70%以上に及ぶという。

CHANEL J12/シャネル J12 ホワイトとブラックをともに同じデザインでフルリニューアル。 同幅になった時分針や根元をスリムにした秒針、2/3に縮 小されたリュウズなど、隅々にまで入念に手直しされている。 自動巻き。セラミック(ベゼルリングとリュウズはステンレス スティール)、ケース直径38㎜、200m防水。税別63万2500 円。6月発売予定。

例えばベゼル。外周の凹凸を小さく、また滑らかにして全体がスリムに仕立て直された。結果わずかに拡大したダイアルには余白が生まれ、気品を高めた。中央のレイルウェイは、5カウント毎の目盛りを拡幅。針は2トーンになり、アラビア数字のインデックスはセラミック製に。その書体も、若干手直しされている。こうした改良によって新生J12は、旧作と比してより穏やかでメリハリのある表情を手に入れた。また各コマを長く薄く改良したブレスレットも、一層エレガントな印象だ。

変えたのは、見た目だけではない。ムーブメントも刷新された。搭載するムーブメントは、ジュネーブのKENISSI社が製造を担う。2016年に設立された同社は、チューダー向けのムーブメントを開発・製造してきた。そこにシャネルが資本参加。クロノメーターの高精度で70時間駆動する新たな高性能キャリバー12・1を手に入れたことで、新生J12は、機械的な魅力も高めた。シースルーバックに姿を見せる新ムーブメントは、完璧な円と半円とを重ねたローターでシャネルの世界観を表し、新たな船出を祝す。

問い合わせ=シャネル(カスタマーケア)0120-525-519

文=髙木教雄 写真=シャネル

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