【3月28日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は28日、オーストラリア・パース(Perth)で行われてきた男女混合国別対抗戦のホップマンカップ(Hopman Cup)が廃止され、ATPワールドチームカップ(ATP World Team Cup)が取って代わると発表し、シーズンの初戦が変更されることになった。

 男子選手だけが出場するワールドチームカップは、すでにシドニーとブリスベン(Brisbane)で開催されることが発表されていたが、残る1都市にはパースが選ばれた。

 これにより、今年はロジャー・フェデラー(Roger Federer)とベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)がペアを組み、スイスの優勝に終わった人気の高いホップマンカップは31年の歴史に幕を下ろすこととなった。

 ホップマンカップの創設者で、元テニス選手のポール・マクナミー(Paul McNamee)氏はオーストラリア放送協会(ABC)に対し、悲しい一日になったものの、この大会が違う場所でもなんとか継続して行われる可能性は残されていると語っている。

 男子テニスを統括しているATPは今年初め、750点のランキングポイントが与えられるワールドチームカップをオーストラリアで開催することを投票で決定していた。

 この大会は、四大大会(グランドスラム)のシーズン初戦である全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)の前哨戦として、来年1月3日から10日間にわたって行われる。(c)AFP/Martin PARRY