【3月28日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、デルテクノロジーズ・マッチプレー選手権(Dell Technologies Match Play 2019)は27日、米テキサス州オースティン(Austin)のオースティン・カントリークラブ(Austin Country Club)で開幕し、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)やロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)らが白星発進した。

 大会は64選手がグループ総当たり(ラウンドロビン)形式で対戦し、勝ち残った16人が週末の決勝ラウンドに進むが、ウッズは2013年以来の出場のためこのフォーマットで戦うのは初めてとなった。

 メジャー通算14勝を誇るウッズは、手堅いプレーで第61シードのアーロン・ワイズ(Aaron Wise、米国)を3アンド1で下した。同グループのブラント・スネデカー(Brandt Snedeker、米国)とパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay、米国)の対戦がイーブンに終わったため、第13シードのウッズはグループ首位に立っている。

 2003年、04年、08年と3度大会を制しているウッズは、8番から3連続バーディーを記録したワイズに1ダウンとされたが、13番、15番、17番でボギーをたたいた相手に逆転勝ちした。

「アップとダウンを繰り返した。浮き沈みが激しい試合だった。お互い素晴らしいゴルフではなかったが、何とか勝つことができた」

 2015年大会の王者で、ザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2019)を制して大会を迎えた第4シードのマキロイは、ルーク・リスト(Luke List、米国)を5アンド4で退けた。

 2月に行われたWGC第2戦メキシコ選手権(2019 Mexico Championship)を制した第1シードのジョンソンは、第55シードのチェズ・リービー(Chez Reavie、米国)に4アンド3で勝利し、2017年以来2度目の優勝に向け白星スタートを切った。また第2シードのジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)は、第53シードのエミリアーノ・グリジョ(Emiliano Grillo、アルゼンチン)を2アンド1で退けている。

「死のグループ」では、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)が8番を終えて3アップとしたが、第52シードのジム・フューリック(Jim Furyk、米国)が2アップで逆転勝利した。また、第37シードのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)は第20シードのフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)を2アンド1で退けた。

 第50シードのルーカス・ビェルレガード(Lucas Bjerregaard、デンマーク)は、第5シードのジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)に3アンド2で勝利して、この日最大の番狂わせを演じた。

 また、第57シードのケビン・ナ(Kevin Na、米国)はマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)で2度の優勝経験を持つバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)を1アップで下し、現マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)王者のパトリック・リード(Patrick Reed、米国)は第51シードのアンドリュー・パットナム(Andrew Putnam、米国)に3アンド2で敗れた。

 第24シードの松山英樹(Hideki Matsuyama)は、第40シードのブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)に4アンド3で敗れて初戦を落とした。(c)AFP