【3月28日 AFP】交流サイト(SNS)最大手、米フェイスブック(Facebook)は27日、ヘイトスピーチ(憎悪表現)対策強化の一環として、白人ナショナリズムや白人分離主義を称賛したり支持したりする投稿を禁止すると発表した。

 禁止措置は来週から、フェイスブックと同社傘下の写真共有アプリ「インスタグラム(Instagram)」で導入される。

 フェイスブックの規約ではすでに、人種や民族、宗教などに基づくヘイト禁止の一環として、白人至上主義を支持する投稿を禁じてきた。だが一部の投稿はこれまで、より広い概念であるナショナリズムや政治的独立の表現であるという理由で、禁止対象になっていなかった。

 フェイスブックは過去数か月間に行った識者や「市民社会のメンバー」らとの対話の結果、白人ナショナリズムと分離主義は組織的なヘイト集団と関連しているとの結論に至ったとして、「人々は今後も自らの民族的遺産に対する誇りを示すことはできるが、白人ナショナリズムと白人分離主義の称賛や支持は容認しない」と表明した。(c)AFP