【3月26日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の父親は、同選手が移籍を検討しているという臆測に否定的な見解を示し、むしろPSGと新契約を締結する可能性のほうが高いと示唆した。

 ブラジルのニュースポータルサイト「UOL」のインタビューに応じたネイマールの父親は、息子がスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)などに移籍するのではないかといううわさを一笑に付し、すでに2022年まで契約を結んでいるPSGに残留する公算が大きいと明かした。

 レアルやFCバルセロナ(FC Barcelona)に移籍しスペインに復帰するのではないかといううわさについて直接問われたネイマールの父親は「彼が移籍する可能性は非常に低い」「移籍が実現間近だといううわさはこの10年ずっとあったが、これまでのキャリアでクラブを変えたことは2度しかない」と話した。

「すでにPSGで2季目に入っているから、最初の契約の期限まであと3シーズン残っている。それに、われわれはすでにPSGとの契約延長へ動いている」

 カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)で名を上げたネイマールは、2013年にバルセロナに加入した後、2017年に移籍金2億2200万ユーロ(約276億円)でPSGに渡った。

 足のけがのリハビリ中であるネイマール本人は2週間前、日刊紙グロボ(O Globo)に対し、レアルへの移籍に含みを持たせるコメントを残していた。

「レアルのようなチームからオファーが届けば、誰でも検討するだろう。今はパリで幸せだが、将来に関しては、どんなことでも起こりうる」「レアル・マドリードへ行くと言っているわけじゃないから、そこは落ち着いてほしい。知っての通り、僕はすでに夢をかなえた。バルセロナ(でのプレー)という夢をね」 (c)AFP