【3月26日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2019)は25日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-5、6-3でセルビアのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic)に快勝し、4回戦進出を決めた。

 通算101回目のツアー優勝を目指すフェデラーは、相手が世界ランク103位とは思えないような素晴らしいプレーで第1セットを接戦に持ち込む中、オールラウンドな卓越したパフォーマンスを披露した。

 フェデラーはクライノビッチとの激戦を鮮やかに切り抜け、マイアミ大会でキャリア52勝目を記録。4回戦では第13シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)を迎え撃つことになった。

 この日の試合で14本のエースをたたき込み、ファーストサーブでのポイント獲得率は74パーセントを記録したフェデラーは、「序盤は厳しかった。彼は優れたリターナーだから、成功率を上げていく必要があると分かっていた中で、サーブが良く決まっていたと思う」「きょうは湿度がいつもより高かったし、勝ち抜けてとにかくうれしい」とコメントした。

 対するクライノビッチは昨年、足首をはじめ左脚や手のけがに苦しんだが、今大会では好調な様子を見せており、第30シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を撃破してフェデラーとの3回戦まで勝ち進んだ。

 その他では、第24シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)が世界77位のジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)に5-7、5-7のストレートで敗れた。トンプソンは4回戦で第6シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に挑む。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)でファイナリストとなったアンダーソンは、6-4、7-6(8-6)でジョアン・ソウザ(Joao Sousa、ポルトガル)を退けた。(c)AFP