【3月25日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対するシリアでの半年間の掃討作戦で、民間人の死者が630人を上回ったことが、在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が23日に公表した調査結果で明らかになった。
 
 それによるとうち209人が子ども、157人が女性で、IS戦闘員の親族も含まれていたとされる。
 
 米軍の支援を受けてIS掃討作戦を行ったクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」は昨年9月10日、ユーフラテス渓谷(Euphrates Valley)でIS最後の拠点への攻撃を開始し、町を次々に奪還。今月23日に東部バグズ(Baghouz)制圧とIS壊滅を宣言した。

 同人権監視団によると、掃討作戦でSDFの民兵750人超、IS戦闘員約1600人が死亡した。SDFはSDF側の死者数を数か月公表しないのが慣例だが、人権監視団は死者数についてシリア国内の情報網を活用して集計したと説明した。
 
 シリア内戦は2011年、反政府抗議活動に対するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権の容赦ない弾圧を機に始まった。それ以来37万人超が死亡、数百万人が避難している。(c)AFP