【3月24日 AFP】ブラジル南東部で1月に発生した鉱山ダムの決壊事故により、河川汚染の被害が続いている。鉱山ダムを所有していた鉄鉱石採掘世界最大手のブラジル企業バーレ(Vale)や政府機関などが環境への影響を調査し続けているが、地元の人々は既に打撃を受けている。

 漁師をしているホセさんは、河川の汚染がひどいために漁もできないし、動物たちに川の水を飲ませることもできないと語った。汚染状態を調べに来た調査員らに「水質の回復には8年から10年かかる」と言われ、泥水の中に足を踏み入れないよう忠告されたという。

 決壊事故による死者は少なくとも210人。96人が現在も行方不明となっている。映像は1月から3月にかけて撮影。(c)AFP