【3月23日 Xinhua News】中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ、Xiaomi)が19日に発表した2018年の財務報告書によると、同年の総売り上げは前年比52.6%増の1749億元(1元=約17円)、調整済み利益は59.5%増の86億元だった。注目が集まるスマートフォン「小米9」について、同社の周受資(Zhou Shouzi)上級副総裁はテレビ会議で、「小米9」シリーズの供給量は3月末におよそ150万台を超えると予測した。上海証券報が伝えた。

 IT専門調査会社のIDCのデータによると、報告期間内の小米集団のスマートフォン出荷台数は世界第4位。同財務報告書によると、同社のスマートフォン販売台数は2018年、1億1900万台だ。世界の携帯電話販売台数が4.1%減少する中、同社の携帯電話事業は逆に29.8%伸びている。報告期間内のスマートフォン収入は41.3%増の1138億元に達した。

 なかでも、単価2000元以上のスマートフォン収入はスマートフォン総収入の31.8%を占めている。この結果、中国本土のスマートフォン平均販売価格(ASP)は前年より17%上昇し、同社の中国本土でのスマートフォン売り上げは前年より成長し続けている。

 今月末、「小米9」と「小米9特別透明バージョン」の出荷台数は100万台を超える見込みだ。小画面の主要機種の「小米9se」を加えると、「小米9」シリーズの供給台数は3月末には150万台を超えるだろうと、周上級副総裁は予測している。(c)Xinhua News/AFPBB News