【3月20日 時事通信社】英国のバークレイ欧州連合(EU)離脱担当相は19日のスカイニューズ・テレビで、議会で2度否決された欧州連合(EU)離脱案の3度目の採決が今週行われる公算は小さくなったと認める一方、「テーブルの上にあるのはメイ首相の合意案だけだ」と述べ、あくまで現在の離脱案の承認を目指す考えを示した。

 バーカウ下院議長は18日、離脱案の内容に変更が加わらない限り、新たな採決を認めないと表明した。しかしバークレイ氏は、離脱案に賛成する議員が増えるなど「状況が変われば、内容が変わる必要は必ずしもない」と強調した。

 一方、BBC放送は、メイ首相が21、22両日のEU首脳会議に先立ち、29日に迫った離脱の延期を申し入れる書簡をトゥスクEU大統領に送ると報じた。6月30日までの延期を要請しつつ、長期の延期も選択できるよう求める内容という。

 離脱案は1月15日と今月12日に大差で否決されたが、首相は多数派工作を続行。長期間の離脱延期や離脱中止を何としても避けたい強硬離脱派が「いくらひどい合意でも、首相を支持するしかない」と賛成に回り始めている。(c)時事通信社