【3月19日 時事通信社】世界有数の牛肉生産国ブラジルで19日、日本産黒毛和牛の輸入販売が始まる。同国では2017年末に和牛輸入が解禁されたが、実際に流通するのは初めて。

 レストランに高級肉を卸す「プライム・ケーター」社は、日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援で鹿児島から黒毛和牛約300キロを輸入。日系3世のマルセロ・シンボ社長は「他と比べようがない肉。国内の高級肉の10倍近くの値段になるが、多くの人が興味を示している」と語った。週内の完売を目指すという。

 ブラジルでは毎日のように食卓に牛肉が並ぶが、赤身肉ばかりで、脂肪が霜降り状に入った和牛は「未知の味」。中間所得層の増加で高級品を受け入れる下地は整っており、知名度をいかに高めるかが課題だ。(c)時事通信社