【3月19日 AFP】女子テニスの最新世界ランキングが18日に発表され、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)で歴史的優勝を飾ったビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が36ランク急上昇して自己最高の24位につけた。

 米カリフォルニア州インディアンウェルズ(Indian Wells)で行われた17日の決勝で、18歳のアンドレスクはドイツのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)を撃破し、ワイルドカード(主催者推薦)として同大会を制した史上初の女子選手となった。

 四大大会(グランドスラム)の本戦でもこれまでわずか1勝にとどまっているアンドレスクは、昨年10月の時点ではランキングが243位となっており、まさに破竹の勢いで順位を上げている。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)女王であるケルバーは、4ランクアップの4位。大坂なおみ(Naomi Osaka)は大会連覇を目指していたインディアンウェルズで16強止まりに終わったものの、トップの座を維持した。

 同じく4回戦敗退を喫していたシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は3位に後退し、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が入れ替わりで2位に浮上した。

 一方、けがから復活を果たしているベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)は、インディアンウェルズでも大坂を破るなどして4強入りし、トップ20に返り咲いた。一連の負傷でスランプに陥り、一時は選手生命も危ぶまれていた22歳は、先月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2019)で4年ぶりにタイトルを手にした。(c)AFP