【3月17日 AFP】(更新)ニュージーランドの警察当局は17日、同国南島(South Island)にあるダニーディン(Dunedin)空港の離着陸場に不審な装置が置かれているとの通報を受け、同空港を閉鎖した。

 警察発表によると、ダニーディン空港は現在閉鎖されており、専門チームが現場で不審物の特定にあたっているという。

 同国は現在、クライストチャーチ(Christchurch)にあるモスク(イスラム礼拝所)2か所で50人が殺害された銃乱射事件を受けて、高度の警戒態勢が敷かれている。事件の容疑者は、ダニーディンで暮らしていたことがあるとみられている。

 現場のニュージーランド航空(Air New Zealand)職員がAFPに語ったところによると、空港の旅客ターミナルでは避難措置はとられていない。

 不審物が見つかったのが午後の遅い時間だったため、南島の南東部に位置するダニーディン空港に到着する便は多くはなかった。

 だが運航情報サイト「フライトアウェア(FlightAware)」によれば、首都ウェリントンから到着予定だったニュージーランド航空(Air New Zealand)の旅客機は1時間ほどダニーディン上空を旋回した後、ウェリントンに引き返した。

 このほか、ニュージーランド交通局によれば、ダニーディン空港に続く州道86号線で通行止めの措置が取られている。(c)AFP