【3月23日 Xinhua News】初春を迎えた週末、海抜3700メートルの高原に位置する中国チベット自治区ラサ市の北部郊外で、障害がある人たちがバスケットボールの試合を行った。彼らは車いすを操ってパスやカット、シュート、リバウンドなどのほか、急なストップや方向転換、前進の動作をしながら相手のマークを外していた。

 ラサ市のこのアマチュア車いすバスケチームには現在、25人のメンバーが所属し、うち6人は女性だ。ほとんどのメンバーは自分の仕事を持ち、コックや政府機関の秘書、同市にある著名な巡礼道、八廓街で商売を営むビジネスマンおよび伝統的唐卡(タンカ、チベット仏教の宗教画を描いた掛け軸)の絵師などだ。彼らはバスケという共通の趣味を持った人同士で集まり、チームを組んだ。

 このチームは2016年11月、同市で開かれた第1回ラサ市障害者スポーツ大会で、人々の前に初めて姿を現した。(c)Xinhua News/AFPBB News