スコールズ監督がわずか31日でスピード辞任、英4部
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【3月15日 AFP】イングランド・フットボールリーグ2(4部)のオールダム・アスレチック(Oldham Athletic)は14日、ポール・スコールズ(Paul Scholes)監督が辞任したと発表した。
元イングランド代表MFのスコールズ氏はオールダムに違約があったと主張しており、就任からわずか31日での退任となった。
先月就任した44歳のスコールズ監督は最初の試合にこそ勝利したが、以降6試合は白星を挙げられず、チームは現在14位に沈んでいる。
スコールズ監督は「このクラブを即座に離れる決断を下したことは甚だ遺憾だ」と発表した。
「これまでずっと応援してきたクラブの監督として、せめて18か月の任期を全うしたかった。ファンや選手、友人、家族は、私がこの仕事を引き受けたことをどれほど名誉に感じ、興奮したかを知っている」
「就任してからの短い期間の中で、残念ながら就任前に私が意図していたように、また期待されていたように指揮できなくなったことが明らかになった」
マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)での輝かしい現役時代にプレミアリーグや欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制したスコールズ監督は、先月11日に1年半の契約でオールダムの指揮官に就任。オールダムを率いることになる前には、株式の10パーセントを保有しているサルフォード・シティFC(Salford City FC)のディレクターを辞任していた。
スコールズ監督退任の発表内容は、同指揮官就任時のアブドラ・レムサガム(Abdallah Lemsagam)オーナーが述べた「スコールズ監督は100パーセント私の支持を得るだろう」というコメントとは食い違うものだった。
退任発表の中でオールダムは「スコールズ監督がトップチームの指揮官を辞任したことを正式発表する」と記した。
「チームを率いていた間に尽力してくれたスコールズ監督に感謝するとともに、その今後の幸運を祈る」
しかし、スコールズ監督にとっての指導者としての初仕事は、幸先の良くない状態で幕を閉じた。
スコールズ監督の就任期間はイングランドでも最も短いものの一つとなり、スウォンジー・シティ(Swansea City)を13日率いたミッキー・アダムズ(Micky Adams)氏、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)を28日率いたポール・ハート(Paul Hart)氏に次ぐ短さとなった。(c)AFP