【3月15日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は14日、試合のスピードアップとエンターテインメント性向上を図る目的で、2019年と2020年の2シーズンにかけて全面的なルール改正に踏み切ると発表した。内容に関してはこれまで選手会(MLBPA)と交渉が進められ、全30球団の承認を条件に適用される見通しとなっている。

 今季から導入される主な変更点としては、攻守交替の時間短縮やトレード期限を前倒しすることが提案されたほか、オールスターゲーム(All-Star Game)では本塁打競争の優勝者に100万ドル(約1億1000万円)の賞金が与えられ、先発ラインナップもファン投票で決定されることになった。

 イニング間の休憩時間に関しては、テレビ放映がローカル中継の場合はこれまでの2分5秒から2分、全米中継の場合は現行の2分25秒から2分に短縮。さらにはコミッショナー権限により、2020年からはどちらも1分55秒に早められる可能性があるという。

 また、監督などがマウンドに行く回数についても、一試合につきこれまでの6回から5回に削減されることになった。フィールド外のルール変更では、選手の移籍に関して8月以降のウエーバー制度が廃止され、トレードは7月31日の期限限りとなる。

 これによって、2017年シーズンにヒューストン・アストロズ(Houston Astros)がジャスティン・ヴァーランダー(Justin Verlander)を獲得したときのように、プレーオフを見据えてチームがシーズン終盤に戦力を補強する慣例が消滅する。

 一方、2020年から適用になる主な新ルールも発表された。選手登録枠に関しては、開幕から8月31日まで現行の25人から26人に増加されることになったが、9月1日からレギュラーシーズン終了までは、40人のロスター枠が28人まで縮小される。

 その他では、先発投手とリリーフ陣は(負傷時などを除いて)3人以上の打者と対戦すること、もしくはイニングを完了することが義務付けられることになった。このルール変更は、特にワンポイントリリーフの禁止を目的としている。(c)AFP