【3月14日 AFP】欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長は14日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)について、大幅な延期をEU加盟諸国が認めることもあり得ると示唆した。離脱期限が迫る中、テリーザ・メイ(Theresa May)英首相から何とか妥協を引き出そうとする姿勢がうかがえる。

 来週にはEU首脳会議の開催が予定されているが、これに先立つ協議で、EU大統領に相当するトゥスク氏は「もし英国がブレグジット戦略を再考し、それに向けた合意の形成を目指す上で離脱を大幅に延期する必要があると考えるのであれば、その余地を与えるよう加盟27か国に訴えていくつもりだ」と述べた。(c)AFP