【3月14日 AFP】米国務省は13日、各国の人権状況に関する2018年度版の報告書を発表した。マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は会見で、中国によるウイグル人らイスラム教徒の大量拘束を強く非難した。

 ポンペオ氏は中国国内の人権状況が悪化していると指摘し、「人権侵害に関して言えば群を抜いている」と厳しく批判。

 また、中国政府による新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)でのイスラム教徒への弾圧が、2018年に「過去最高レベル」にまで強化されたと非難した。

 ポンペオ氏は「ウイグル人、少数民族のカザフ人、その他のイスラム教徒など100万人以上が現在、宗教・民族といった特色を排除する目的で再教育キャンプに収容されている」「中国政府はまた、キリスト教徒やチベット人、政府とは異なる見解を信奉する人々や政府の転換を求める人々への迫害も強めている」と述べた。(c)AFP