米民主党の新星オルーク氏、2020年大統領選に出馬へ 地元報道
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【3月14日 AFP】米民主党の期待の新星、ベト・オルーク(Beto O'Rourke)前下院議員(46)が2020年米大統領選への出馬を決意したと、同氏の地元テキサス州エルパソ(El Paso)のテレビ局KTSMが13日、報じた。14日に立候補を正式発表するという。
親しみやすい人柄で知られるオルーク氏は、昨年11月の中間選挙の上院選で、保守の地盤テキサス州で共和党のテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員を相手に予想外の大接戦を演じ、一躍知名度を上げた。
報道によると、オルーク氏はKTSMの取材に、民主党の大統領候補指名獲得を目指すと認め、「エルパソがこれまでしてきたこと、エルパソが象徴するものを、心から誇りに思う」とコメント。「これが出馬理由の大きな部分を占めている。エルパソは、米国が本領を発揮した状態を最もよく表している例だ」と述べた。
元パンクミュージシャンのオルーク氏は、中間選挙で草の根のインクルージョン(包摂)運動を展開。市民の政治参加を促進し、クルーズ氏をあと一歩で追い落とすほどの善戦を見せたことで、未来の大統領候補として全米の注目を浴びていた。
ただ、民主党では次期大統領選への出馬表明が相次ぎ、候補者レースは既に混戦状態だ。他の有力候補にはエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員、カマラ・ハリス(Kamala Harris)上院議員、コリー・ブッカー(Cory Booker)上院議員、キルステン・ジリブランド(Kirsten Gillibrand)上院議員、エーミー・クロブシャー(Amy Klobuchar)上院議員、バーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員らがおり、また、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領が出馬を表明するかどうかにも注目が集まっている。(c)AFP