【3月14日 AFP】スケートボード女子、10歳の神童スカイ・ブラウン(Sky Brown)が13日、出身国の日本ではなく、英国代表として来年の東京五輪出場を目指すことに決めた。

 日本人の母親と英国人の父親の元に生まれた宮崎県在住のブラウンは、自身がまだ幼いのを考慮し、よりゆとりがあるアプローチを提示されたことが、英国を選択する理由になったとAFPに明かした。

 世界最年少のプロスケートボーダーで、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」で高い人気を誇るブラウンは「『楽しもう、プレッシャーはないよ!』と言ってくれたから英国を選ぶことにした。それがベストのスケートをする一番のやり方だと思うから」と語った。

「コーチングも良いし、自分は一生懸命練習して、ベストを尽くしたい。でも何より一番はスケートボードを楽しむこと。それが私がハッピーになれるものだから」

 またプロサーファーでもあり、米スポーツ用品大手のナイキ(Nike)と契約を結んだ最年少アスリートであるブラウンは「もし出場できたらすごいこと」と話し、「日本で五輪が行われるのは本当にクール。私のホームで、生まれた場所だから」「ものすごい特別なものになる」と付け加えた。

 仮にブラウンが12歳で東京五輪出場を決めれば、夏季大会では英国史上最年少のオリンピアンとなる。(c)AFP